Las caracol 2015秋冬号
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東京都板橋区にある「大学いも 合格屋」を訪れた。榎本さんはひいお爺さんの代から構えている松屋甘味店(板橋・大山町)で15年間修行し、合格屋で20年間大学いもを作り続けている。客層は広く、お年寄りの方々もよく訪れる。なぜならば合格屋の大いもを1日2個食べればお通じが良くなり、健康にも良いと評判だからだ。大学いもは冬の季節には温かいものも用意してくれる。片手で食べられるカップ大学いもは200円と大変手軽に食べられる。持ち帰り用もある。蜜の輝きとサツマイモの黄金色、甘い香りが食欲を誘う。一般的な大学いもは時間が経つとパサついて口の中の水分が奪われたり、そもそもコーティング部分が硬く食べづらいものも多い。しかし、合格屋の大学いもは食べた瞬間から違う。とても瑞々しく、口の中に程よい食感を残しながら上品な甘さが広がっていく。出来立てはもちろん、家に持ち帰っても同じ柔らかさ、瑞々しさで1度食べたら止まらない。「大学いも 合格屋」の大学いもは、縁起が良い上に美味しい、恋しくなる味だ。                                 (取材/写真と文 佐藤瑞希)初代目店主 榎本敏男大学いも 合格屋住所 東京都板橋区板橋1-54-6TEL  03-5944-5151板橋駅西口から徒歩3分ほどの場所にある。サツマイモの甘い香りが道いっぱいに広がっているので地図よりも自分の鼻で見つけることができる。店の外にベンチがあるので購入してすぐ食べられる。店舗を改装するため、現在は仮店舗で営業中。板橋区東京23区食べたいだけ、食べれば良い。老舗の味は父ちゃんの味だ。服部さんのお店のイチ押しは、静岡産の「深むし荒茶」だ。彼の父親が実家の畑で作ったお茶であり、この「若茶園」でしか扱っていない。彼は若い頃は普通のサラリーマンをしていたが、40代になってお茶のおいしさがわかるようになってから、父親の店を継ぐ決断をした。それまでストレスの多い仕事をしていた服部さんにとって、自分の店で働くのは精神的にも楽で重労働もなく、営業時間は長いけれど、テレビを観ながら働けるので、非常に楽しいと語る。しかし、楽な仕事の一方、最近では悩みもあり、それは売り上げが昔と比べて減ってしまっていることだ。昔は景気がよく、お茶を飲む人も多かったが、今は、若い人はあまりお茶を飲まないし、飲む人でもコンビニや自動販売機で買う人が増えたからである。お店によく来るお客さんの年齢層は年配の方が多い。ほぼ常連さんで、買うお茶の種類も大体決まっている。若者のお客さんが少ないもうひとつの理由は、一般的に販売されているペットボトルのお茶が安いので、そちらの方を買ってしまうからだ。だが、服部さんは急須で淹れたオリジナルな味こそ本当のお茶だと語る。                    (取材/写真と文 李 雪)店主 服部靖若茶園住所 東京都練馬上石神井2-25-3TEL 03-3929-2667上井草商店街東通りの老 舗「若茶園」の創業は昭和30年。品質の高い静岡茶専門店として定評があります。静岡県の実家は、昭和初期からの茶農家。歴代の村長を務めた旧家と聞けば誰しも納得がいきます。練馬区東京23区深むし荒茶い

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