U様邸、マンションLDK･和室の
リノベーション工事です。

まずは改装前の写真から

リビングと独立した和室がひとつになり
広いLDKに生まれ変わります。

工事がすすんでいく様子を
是非ご覧くださいね。

着工初日

床が全面工事範囲になるので
家具やモノをすべて他の部屋に
移動した状態で、工事がスタートです。

今回のように
撮影の承諾を頂きました現場では
着工日の朝一番！
業者さんが入る前のこのタイミングで
Before写真の撮影をさせてもらってます。

片付けなどでお忙しい着工日当日に
撮影のご協力頂き、
本当にありがとうございます。

工事開始は養生から･･･
マンションの場合はエレベーターなど
共有部も養生します。
張り紙と消毒液の設置も完了

次にフローリングを張る
和室の畳6枚を順に撤去していきます。

解体工事

既存LDKの床材はクッションフロア
和室は畳...仕上材が異なるので
床に35mmの段差がありました。

改装して1室になることで
この段差も解消されます。

まずは...
建具の敷居解体です。

袖壁の巾木も撤去しました。

解体工事

敷居の後は建具枠の撤去
両サイドの縦枠から外していきます。

枠の壁のクロスを捲り
ベランダ側の袖壁から解体

ボードを解体すると壁の中が見えるので
コンセントの配線が、
床と天井、どちらから引き込まれているか
確認して移設可能か検討します。

配線は天井からでしたので
エアコン用コンセントは垂壁に移設でき
足元は使用していない電源のため
そのまま配線ごと撤去することに！
↑
問題なく袖壁を撤去できることになりました。

解体工事

和室～LDK
ベランダ側の袖壁を解体し
次は部屋側です。

釘がでている部分は
後で怪我などしないように
釘仕舞をしておきます。

両サイドの壁がなくなり
空間がぐんと広がりました。

撤去する袖壁に取付いていた
コンセントを移設

ベランダ側のエアコン用コンセントは
上部の垂壁へ

部屋側の足元コンセントは
左側に残る袖壁へ

天井からの配線になっていたので
垂壁の下端を一部解体して
コンセントを移設しました。

解体する予定ではなかった
垂壁下端は電気工事後に復旧します。

このように解体しないとわからない部分は
工事をすすめながら
一番よい方法を考えていきます。

畳を撤去した床は
床スラブ(コンクリートの構造床)です。

LDKとの段差が35mmを解消するため
床下地を施工します。

床スラブに根太を組み
その上に合板を張って床下地完了です。

段差が少ない場合は
根太を組まずに合板だけで
施工する場合もあり...

工事前の現地調査や解体後に
マンションの床の構造などを確認した上で
下地の厚みや施工方法を決めます。

フローリング張り

和室側は床組み下地、
LDK側の既存床は床スラブの上に
クッションフロア仕上げのため
その上にフローリングを上張りします。

床組みしていない直床に
フローリングを張る場合は
下階への配慮のため、遮音フロアの使用が
マンション規定になっていることが多く
事前に管理組合に確認させて頂きます。

今回も規定に基づき、
下部に遮音材が付いている
L45の遮音フローリングで施工しました。

作業スペースでフローリングを切断し
床に専用ボンドを流し
クシ目のヘラでボンドを広げて
順に並べて張っていきます。

遮音フロアはビス打ちでなく
ボンドのみでの施工です。

フローリング張り

ボンドを広げた床に
遮音フロアを1枚ずつ並べて施工

並べた後は...
縦横の溝の幅が一定になるように
スペーサーを挟んでいき
上から押さえしっかり固定します。

リビング側も同様に施工し
床張りが完了しました。

フローリング張りの次は
撤去した壁の仕舞いです。

コンセント移設のため
配線を動かすために一部解体した壁を
仕上がりの開口に合わせて造作します。

壁の造作ができたら三方枠を取付...

これで大工さんの作業は完了です。

クロス工事

既存の垂壁部分のクロスを貼替えるため
丁寧に捲ります。

作業スペースで
しっかりパテを練り混ぜ...

新しく造作した壁のボードの下地を
平滑にするために、パテ処理を行います。

パテ処理はクロス貼りの仕上がりを左右する
大切な作業です。

下地処理のパテが乾燥するのを待って
クロスを貼っていきます。

壁に糊付けした壁紙を
施工部分より大きいサイズで貼り...

ローラーや撫で刷毛などで押さえ
中の空気を押し出します。

三方枠の角もスムーサーなどでしっかり押さえ
最後にヘラや定規をあてて
余った部分をカットして完了です。

既存のリビングのクロスと違和感のない
ホワイト系のクロスで明るく仕上がりました。

リビングの床は既存のクッションフロアに
フローリングを上張りしました。

床と壁を見切る巾木は
新しくソフト巾木を取付けます。

既存のソフト巾木は
壁の下地を傷めないよう丁寧に捲りますが
接着されている部分など、
剥がした時に凹凸ができた場合はパテで補修します。

くし目のヘラでボンドを壁に塗り
乾くの待って巾木を取付け
ローラーでしっかり押さえます。

これで改装工事はすべて完了です。

リノベーション工事が完了しました。

分かれていたリビングと和室は
同じフローリングの床となり
間の壁も両サイド撤去して
広々 LDKに生まれ変わりました。

ホワイトオークの床色もお洒落で
お母様も変わり様にびっくりされたとか

和室の畳をフローリングに！
...というご要望のお問合せは
本当に頻繁に頂きます。

リフォームをご検討の参考に
どんな風に工事が進んでいくのかなど
是非！ご覧頂けたら嬉しいです。

U様邸のお引渡しです。

重たい冷蔵庫とソファーは
私達もお手伝いして元の位置へ移動しました。

水廻りなどの大掛かりな工事の場合は
一時的にどこかに仮住まいになりますが...

今回は範囲を区切ることもできたので
お住まいながらの工事で進めさせて頂きました。

お家には可愛いわんちゃんが2匹
元気いっぱいのてんちゃんとスピくん

一緒に工事作業を見守ってくれていて...
大工さんの大きな音にびっくりしたことも～笑

広くなった床を仲良く走り回り
ソファーが入ると早速お気に入りの場所でまったり

私達が帰った後
『ぐっすり眠ってしまいました』と
可愛い寝顔が届きました。

4日間の工事期間中、
お施主様、ワンちゃんともに本当にお疲れ様でした。

お施主様には
撮影にご協力頂きましたこと
心より感謝申し上げます。